「ユルトミリス®治療を受ける視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)患者さんへ」
(2023年5月作成、東北医科薬科大学医学部脳神経内科学教授 中島一郎先生監修)の内容を再構成しています
ユルトミリス®で治療中に気を付けたい症状
ユルトミリス®で治療中のNMOSD患者さんに、以下の症状が現れることがあります。
- 頭痛
- 悪心
吐き気がする、胃のあたりが不快、ムカムカするなど - 上気道感染、鼻咽頭炎
鼻水や咳がでる、鼻づまり、のどの痛みなど - 浮動性めまい
足元がふわふわする、身体が宙に浮いている、ユラユラ揺れているなどと感じるめまい
その他、髄膜炎菌感染症や点滴中にアレルギー反応(頭痛)などが現れる可能性があります。
また、インフルエンザ菌b型、肺炎球菌、淋菌などの細菌による感染症に対する抵抗力が低下する可能性があります。
ここで取り上げた症状はユルトミリス®で治療中に現れる副作用症状のすべてではありません。気になる症状があれば、すぐに担当医師または治療を受けている医療機関に連絡しましょう。