「ユルトミリス®治療を受ける視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)患者さんへ」
(2023年5月作成、東北医科薬科大学医学部脳神経内科学教授 中島一郎先生監修)の内容を再構成しています
NMOSDとは
NMOSDは、本来外敵から身体を守る免疫機能の異常により、間違って自分自身の細胞などを標的とすることで起こる自己免疫疾患です。
主に視神経や脊髄などに炎症が起きることで症状が現れ、炎症が起こる部位によって症状もさまざまです。
NMOSDは、「再発」を繰り返すことが特徴です。再発によって新しく異なる症状が出たり、既にある症状が悪化したりします。再発の頻度や症状の出る部位、症状の程度は患者さんによって異なるため、長期的な予測は困難です。1回の再発で失明や手足のまひなどが残ることもあるため、再発しないように治療を受けることが重要です。
ユルトミリス®治療で
NMOSDの再発予防が期待できます
ユルトミリス®は、NMOSD発症の一因となる免疫システム「補体」の活動が活発になりすぎて*自分自身を傷つけるのを抑えます。
ユルトミリス®治療中に、注意が必要な副作用として、髄膜炎菌感染症があります。
*過活動状態