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ユルトミリス®の特徴

監修︓ 脳神経内科 千葉 川口直樹 先⽣

ユルトミリス®は補体にくっついた後、細胞の中に取り込まれますが、胎児性Fc受容体(FcRn)によって再び細胞の外に運ばれ、再利用(リサイクル)されます。これまでの補体阻害薬は補体といっしょに分解されてしまい、再利用されることはありません。そのため、ユルトミリス®はこれまでの補体阻害薬と比べて長く作用すると考えられています。

ユルトミリス® の再利用と補体の分解

※イメージであることをご了承ください

※イメージであることをご了承ください

それぞれの役割

ユルトミリス®
攻撃的になった補体にくっついて、補体の攻撃をとめる。
活性化した(攻撃的になった)補体︓
筋⾁が⾃⼰抗体を受け取ることで攻撃的な状態に変⾝した補体。
エンドソーム︓
細胞が物質を取りこむときに包む膜。
胎児性Fc受容体(FcRn)︓
抗体の再利用(リサイクル)にかかわる物質。細胞の中に取り込まれた抗体にくっついて、細胞の外に運び出す。